つい最近まで、女性がひとりで家をもつって
ごく少数派で、ちょっと変わってると思われていた。
マイホームをもつことは、家族の幸せと考えられていた。
いったい誰がそんなことを決めたんだろう。
女性が家をもつって、あんがいあたりまえじゃない?
そんな声が聞こえてきそうなほど、
今、ごくフツーの女子たちが、じぶんの家を買う時代になっています。
家というホームグラウンドを手に入れ、
これまで以上にパワフルに、イキイキと輝いてる「モチイエ女子」。
そんな新しい女性たちが増えれば、この国はもっともっと元気になるから。
なによりそんな未来が、素敵でおもしろそうに思うから。
私たちはこの「モチイエ女子project」を通し、
その生き方、あり!と宣言します。
三井不動産レジデンシャルにお勤めのイエモティーヌ。2007年に自社の新築マンションを購入。
ごきげんよう♪“カラなし”カタツムリのマイ子です~。今回のイエモティーヌ様は、なんと、23歳という若さでマンションをご購入!当時、ご自身がコンパクトタイプの物件担当だったこともあり、そんなに迷わずに購入をご決断されたということですが…そもそも、どうして「家を買おう」と思い立ったのかしら…?
ずっと親元で暮らしていたので、社会に出たのを機に一人暮らしをしてみたいと思ったのが、一番大きな理由です。
都下にある実家は、最寄り駅からさらにバスに乗り10分ほどの場所でしたから、仕事で遅くなったりするとちょっと辛く感じていたのも、本音でした。当時は私自身が、1LDK約33㎡~という物件を担当していたこともあり、コンパクトタイプのマンションの魅力をよく知る立場にありました。
さらに似たような条件で賃貸の場合と支払う金額を試算してみて、借りても買ってもあまり負担は変わらなかったのです。
賃貸と違い最終的に自分のものになるのですから、資産性という意味でも、私には「買う選択肢」しかありませんでした。もちろん夫と知り合う前の話ですから、すべて一人で決断しました。
んま! そんな大きな決断をひとりでされたなんて!(白目)
では、ひとりの女性として、また住まいの専門家として、おうち選びで重視したポイントは…?
まずは通勤に便利か、日常の買い物に困らない場所かを見極めました。若い女性の一人暮らしですから、街の治安や物件のセキュリティも外せないポイントです。親にも相談しましたが、不動産は財産になると知っていましたから、賛成してくれましたね。
間取りは、初めての一人暮らしでいろいろ夢もありますから、家具の配置がしやすいプラン・・・具体的にはセミダブルベッドやソファを置きやすい部屋が憧れでした。これらを基に検討し、大学時代を過ごしその雰囲気もよくわかっている街で、理想の間取りを見つけたというわけです。
はわわ~、理想と現実の両方を見据えたおうち選びをされたのですね。
でもでも、家を買うとなると、不安もあったのでは?
外も内も知り尽くしている自社物件ですし、信頼性に問題はありません。あえて言うなら、たいていの方が一度は考えるのと同じく「35年もローンを払い続けられるのかな」程度でしょうか。 でも立地環境がいいので、将来的に貸したり売ったりできるのではと考えています。貸す場合のことですが、賃貸でも「分譲タイプ限定」で探す方もいらっしゃいますし、女性のライフステージの変化も視野に入れると、個人的には40㎡程度がちょうどいい気もしています。 階数にはこだわっていて、セキュリティやプライバシーは守りつつ、予算面からあまり高層階でないフロアを希望していました。わが家は北向きプランですが、前の道が広く室内も明るいです。
流石プロ! どんな物件にニーズがあるか知り尽くしてらっしゃるのね。
唯一の不安だった「ローン」は、何か工夫をされたのかしら?
私の場合は、三井住友信託銀行の「エグゼリーナ」という女性専用住宅ローン(当時)を利用しました。私は毎月の給料から自分で決めた金額を、返済専用口座に入れています。繰り上げ返済も視野にローン分+αを振り替えているため、手元に残ったお金で生活すればいいのが分かりやすいですね。今のところ20年完済を目標に、年一回無理なく繰り上げ返済をしています。
はわわ~、20代でおうち買えば、ローンの工夫次第で40代での完済もあり得るのですね!
でも私がこのローンでなにより助かったのは、出産時です。出産から1年間、借入利率が年0.1%優遇されるサービスで、収入が減る育児休暇中には助かりました。自分のライフプランやマネープランを基に、長い目で見てどのようなローンを選ぶのかは大事だと痛感しました。
出産、育児と、オンナの人生には変化がつきもの…。理想のモチイエ生活を送るには、物件選びだけでなく、ローン選びも重要なのですね。
では、おうちの住み心地はいかがですか? 想像以上に良かったポイントがあったり?
まず立地は再開発エリア内で、入居後みるみる街がきれいになったことでしょうか。そして、複数駅が徒歩圏にあることです。出産前までは自宅からより近い駅を快適に利用し、現在は通勤途中に保育園の送り迎えができるもう一つの最寄駅を使っています。
買い物も、マンションの周囲にスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア、クリーニング店など店舗がそろい、休日にはお散歩がてら家族で近所のショッピングモールに出かけるのも楽しみです。
そしてやはり、独身時代はゆとりを持って暮らし、家族が増えても大丈夫な「41.83㎡」の広さは絶妙でした。ゲストルームがあるので、遠方の親せきが遊びに来たときなど気軽に利用できるのも気に入っています。それに、会社からはドアツードアで40分なので、職住近接のよさを日々感じていますね。
このマンションは私の単独購入ですから、子どもの成長に合わせていずれ住み替えるつもり。そうなったらここは人に貸そうと考えています。
手放さなければ将来またここに戻ってもいいですし、親を呼び寄せて住んでもらうこともできますから。年代に関わらず良好な立地環境は、住むために大切な要素ですよね。
普段の暮らしはもちろん、年齢を重ねても、良さを感じられるおうちって、なんだかステキです~。マイ子がオバさんカタツムリになっても、快適に暮らせるおうちって、どんなものかしら…? おうち探しのやる気がむくむくと湧いてきましたわ~。
はわわ~。若くして、モチイエをゲットした今回のイエモティーヌ様。一見、リスキーなようで、実はとっても賢い決断だったのですね。理想のモチイエをゲットするには、不動産の知識はもちろん、ローンについての知識も重要と、教えていただきました。マイ子も家を買うときは、女性向けローンを賢く活用いたします(キリッ)!