つい最近まで、女性がひとりで家をもつって
ごく少数派で、ちょっと変わってると思われていた。
マイホームをもつことは、家族の幸せと考えられていた。
いったい誰がそんなことを決めたんだろう。
女性が家をもつって、あんがいあたりまえじゃない?
そんな声が聞こえてきそうなほど、
今、ごくフツーの女子たちが、じぶんの家を買う時代になっています。
家というホームグラウンドを手に入れ、
これまで以上にパワフルに、イキイキと輝いてる「モチイエ女子」。
そんな新しい女性たちが増えれば、この国はもっともっと元気になるから。
なによりそんな未来が、素敵でおもしろそうに思うから。
私たちはこの「モチイエ女子project」を通し、
その生き方、あり!と宣言します。
大阪のIT系企業にお勤めのイエモティーヌ。現在の2LDKのマンションは、2013年に中古で購入。
ごきげんいかがかしら~?理想の家を探し求めて旅をしている“カラなし”カタツムリのマイ子です♪もう暦の上では春うらら~、マイ子の旅の歩みも早まるいっぽうなのです♡さて、本日のイエモティーヌ様は、2年前にタワーマンションの中層階のお部屋を購入したA・Kさん。
早速おジャマしま~す!はわわ~、ベランダからは大阪の街並が見渡せますわ~。なんてスバラしい景色!
この部屋に決めた一番の決め手が、ベランダからの景色だったんです。最上階には、予約をすれば自由に使えるミニキッチン付ビューラウンジもあって、そこからは大阪駅も見えるんです。友達がたくさん来る時は、このラウンジを使って女子会をするのもアリかなと思っています。
見晴らしのいいラウンジで女子会!優雅ですわ~。あら、リビングの奥は和室になっているのですね。
その和室は、両親が来た時の寝室に使っています。この家は、和室の壁が薄いイエローで、他の部屋の壁が白と、全体的に落ち着いた色合いなので、家具もそれに合わせて木を使ったナチュラルベースのもので揃えています。そこにソファの赤でアクセントをつけている感じです。他にも、棚の上に置いている東京タワーの置物や、天井に貼っているウォールステッカーも赤で、ちょこちょこ赤を入れているんですよ。
でも、普通ソファの前にはテレビが置いてありますけど、この部屋にはテレビはありませんのね?
テレビを観たい時は、プロジェクターで壁に投影させて観ているんです。いわゆるホームシアターですね。引っ越しの時にソファをその角度に置いたのは、和室の壁をスクリーンにできるなと思ったから。あと、窓側にもロールスクリーンを付けて、キッチンで料理しながらでも観られるようにしました。プロジェクターは賃貸の時から使っていたものなんですけど、広いこの部屋に引っ越してきて「もっとすごい迫力で観れる!」って(笑)。ちなみに、うちには自立式のハンモックもあるので、ハンモックに揺られながら、プロジェクターで大好きなサッカーの試合を観て、そのまま寝ちゃうこともあるんですよ。
ハンモックで!ホームシアターで!寝落ち!(白目)なんですの!?その贅沢すぎるおうち時間!!
モチイエ生活の満喫っぷりがうらやましすぎます~。でも、そもそもどうしてお家を買おうと思ったのですか?
勤め先が大阪市内なので、ずっと市内に住みたいと思っていたんですけど、大阪市内だと1DKの賃貸でも普通に家賃が10万を超えるんです。でも、いろいろ調べているうちに、同じ月々の支払いでも家を買えば、広くて設備も整ったところに住めることを知ったんですね。将来的なことを考えると、「家賃を払っても自分のものにならない狭い部屋より、自分のものになる広い部屋のほうがいいかな」と思って。とはいえ、焦る必要もないので、時間をかけて良い物件を探していました。
これまで登場されたイエモティーヌ様も“同じ金額で良いおうちを”と仰ってました。モチイエ女子の合い言葉のようですわ♡
それで、どんな風にお部屋探しをされたのかしら?
家を買うにあたってどうしても譲れないポイントがあったので、それに合う物件を探すのにけっこう時間がかかりました。それが、最初にお話した“部屋から見える景色”。大阪には、中央公会堂という大正時代に建てられた建物があるんですけど、とにかくその建物がキレイに見える部屋が良かったんです。私は、もともとレトロモダンの建築物が好きで、ここに住む前からその建物の前を通る度に「いいな~」と思っていて。大阪市内は基本ビル街なんですけど、そんな中で大正の情緒を味わえるんですよ。それを自分の家からも眺められたら、すごく素敵だなと思ったんです。
たしかに「おうちの窓から何が見えるか」って重要な気がします!毎日見る景色ですものね。
そうですね。それで、Googleマップで市内でその建物が見えそうなマンションを調べたら、3~4つしか当たらなかったんです。だから、そこのマンションの空きが出たら見に行くって決めていて。でも、実際に部屋を見に行っても、高層階に部屋があるにも関わらず角度的に公会堂が見えなかったり、公会堂の全体が見えなかったりということもあって、その瞬間に「このマンションはナシ!」みたいな(笑)。
んま!条件に合わなければ、容赦なく切り捨てる!その男前な物件選び、見習います~。
そんな風に物件探しをやっていて、この部屋を初めて見に行ったのが一昨年の秋でした。仕事が終わった後、夜に行ったんですけど、ベランダに出てライトアップされた公会堂を見た瞬間に、「あー!ココ!」って(笑)。ベランダからの景色だけで「買おう」って思ったぐらいなんです!
ようやく巡り会えたのですね~♡景色以外でもお気に入りポイントはありましたの?
キッチンがオープンだったり、玄関を入ってすぐに部屋の中が見えない間取りになっていたりするのもいいな、と。物件との相性もいい感じがしましたね。あとは、家から職場までドアtoドアで徒歩15分というのも、魅力的でした。
はわわ~、仕事が終わってすぐに家に帰れる生活!早く家に帰れるだけで生活の質って変わりますものね!
私は生活の中で、「いかに時間を大切に過ごすか」ということをいつも考えているんです。賃貸の時は朝コーヒーを飲むのも、キッチンで立ったまま急いで飲んで家を出るという感じだったんですけど、ここに住み始めてからは、テーブルについてコーヒーを飲む余裕ができたんです。繁華街とも近いから、飲み会があった日も、ひとりでお茶して一息ついてから家に帰れるし。そういうちょっとした時間を有効に使えるようになりましたね。
マイ子はグータラなのでいつもグズグズして、時間をムダにしちゃってます…。
でも、私も面倒臭がり屋なんですよ。だから、余計な時間や作業を省きたいって思うんです。部屋のお掃除の時に床に置いてあるものをどかすのが面倒だから、必要ないものは置かないようにしていて。広いスペースをより効率よく使えるようにしようっていう考えに変わったんですよ。
なるほど、時間もスペースもスマートに使えるようになったってことですね!
そんな大事にされているおうちですけれど、今後ご結婚や転勤など生活に変化が訪れた時はどうなさるおつもりなの…?
今が楽しいので結婚のことはあんまり考えてないんですけど、両親の面倒を見なきゃいけない状況になっても、ここなら一緒に住めるかなと思っています。流石に海外転勤になったりしたら家を手放さないといけなくなりますけど、立地的に賃貸にも出せるし、ここだったら売れると思うので。どう転んだとしてもなんとかなるかなって(笑)
ベランダからの景色に一目惚れしたとはいえ、やっぱり先を見据えた決断だったのですね!
立派なモチイエ女子になるには、ビビビッという直感と、手放しても損をしない物件を見極める力の両方が必要なのね!
そうですね。ただ、“毎日を丁寧に暮らしたい”と思っている人ならば、家を買うのはオススメだと私は思います。シングルの女性って仕事にオフに忙しく過ごしている人が多いですよね。そんな中でも「家でゆったりする時間を持ちたい」とか「朝は必ずコーヒーを淹れてゆっくり飲む時間が欲しい」とか、そういうホッとできる時間を過ごしたいのなら、手狭な賃貸よりも大きい部屋で過ごすほうがいい。1日の中のわずか15分だったとしても、その“15分の密度感”って、住んでいる家次第で違ってくると思うんですよ。
あぁ…イエモティーヌ様のお言葉は、毎回どうしてこんなにも深いのかしら…。今回は、オンナとして生きていく上での住まいの大切さを改めて教えてもらった気がします~♡マイ子も、深いこと言えるオンナになれるよう、理想のおうちを探さなきゃ!
はわわ~、今回も胸がいっぱいになるような素敵なおうちでしたわ~。家は、その中身だけじゃなく、そこから見える景色も重要なのですね。“毎日を丁寧に暮らしたい”というお言葉も胸に染み入りました!
さて、次のおうちではどんな感動が待っているのかしら?
ハァハァ…待ちきれなくて鼻息が荒くなっちゃう(白目)