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「モチイエ女子」、ありだと思う。

つい最近まで、女性がひとりで家をもつって
ごく少数派で、ちょっと変わってると思われていた。
マイホームをもつことは、家族の幸せと考えられていた。

いったい誰がそんなことを決めたんだろう。

女性が家をもつって、あんがいあたりまえじゃない?

そんな声が聞こえてきそうなほど、
今、ごくフツーの女子たちが、じぶんの家を買う時代になっています。

家というホームグラウンドを手に入れ、
これまで以上にパワフルに、イキイキと輝いてる「モチイエ女子」。

そんな新しい女性たちが増えれば、この国はもっともっと元気になるから。
なによりそんな未来が、素敵でおもしろそうに思うから。
私たちはこの「モチイエ女子project」を通し、
その生き方、あり!と宣言します。

モチイエ女子web

お知らせ

モチイエ女子webにて、エッセイなど多数寄稿いただきました 雨宮まみさんがご逝去されました。心からお悔やみを申し上げます。 感謝と哀悼の意を込めまして、これまでの雨宮さんの作品、およびご出演いただいたコンテンツは、このまま掲載させていただきます。 どうか、ご愛読いただけますと幸いです。

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one“1”woman living in Tokyo

TALK EVENT

PROFILE

PROFILE

安藤桃子
「one -“1”woman living in Tokyo」に向けてのインタビューを読む

1982年生まれ。高校時代よりイギリスに留学。その後ニューヨークで映画作りを学ぶ。2010年4月、監督・脚本を務めたデビュー作『カケラ』が、ロンドンのICA(インスティチュート・オブ・コンテンポラリー・アート)と東京で同時公開され、国内外で高い評価を得る。2011年に幻冬舎から初の書き下ろし長編小説『0.5ミリ』を刊行。同作を自ら監督した映画『0.5ミリ』が2014年11月、「有楽町スバル座」ほか全国順次公開。

PROFILE

雨宮まみ
コラム「理想の部屋まで何マイル?」を読む

ライター。編集者を経てフリーのライターになり、女性としての自意識に向き合った自伝的エッセイ『女子をこじらせて』(ポット出版)を上 梓、「こじらせ女子」が2013年度の新語・流行語大賞にノミネートされる。著書に、対談集『だって、女子だもん!!』(ポット出版)、 『ずっと独身でいるつもり?』(ベストセラーズ)、『女の子よ銃を取れ』(平凡社)など。

「生々しさ」とは違う方向から、リアリティにアプローチする

「部屋を見せる」。それは私にとっては、かなりハードルの高い行為だ。美意識や、自分を構成しているもの、何を読んで何を聴いているかなどの“頭の中を構成しているもの”から、何をどんな食器で食べているかという“身体や肌を構成しているもの”のことまで、部屋を見られたらぜんぶ知られてしまう。何を大事にしていて、何をどうでもいいと思っているかまで、ばれてしまうのだ。

安藤桃子さんの写真展「one - “1” woman living in Tokyo」に登場する人物は、みんなかっこいい。その人自身も、表情も、部屋も。しかし、そんなに素敵な人たちでさえ、「部屋を見せる」ということに関して、即答はしなかったと安藤さんは言う。

「東京に住んでいる女性の部屋と、その人自身を撮る、というコンセプトが決まったとき、もし撮られるのが自分だったらと考えると、けっこう嫌かもな、と思ったんです。しかもこちらは『部屋はいつも通りのまま、空いた缶ビールとかもそのまま置いておいてください』とお願いするわけだし。
私はロンドン、ニューヨークでの暮らしも経験してますが、日本では部屋に他人を入れるのって、けっこう敷居が高い行為でしょう。企画書だけ渡して『じゃあお願いします』って言っても、絶対無理だと思った。だから最初は『とりあえずお話だけでも聞いてください』とお願いして、人と人としてコミュニケーションを取ることから始めました。でも、その場で二つ返事で『いいですよ』と言う人はいませんでした」

あんなに素敵な部屋、素敵なアトリエでも、「はい、見せます」とは誰も言わなかったのだ。そこに踏み込まれることは、みんな不安で、怖いことなのだ。たとえば私は、今回の写真展で被写体となっている現代美術作家の荒神明香さんの作品のファンである。荒神さんという被写体がどのような写真になっているか、ということにも興味があるが、純粋に荒神さんが作品作りをしているアトリエが見たい、という覗き見的な興味もあった。「どんな部屋に住んでいるのだろう?」という興味は、「他人を家に入れるハードルが高い国」ではより強くなる。そこに「プライバシーを覗き見したい」というような好奇の視線が混じっていないとは、自分自身言いきれない。しかし、そうした視線を安藤さんは独自の方法で回避している。

「部屋で、その部屋に住んでいる人物を撮ることで、生々しすぎる仕上がりになるのは嫌だったんです。でも、写真には確実にリアリティが存在すべきだとも考えていました。映画では、作り込んだ美術なのに、まるで本当にその人物がそこに住んでいるかのようなリアリティのある部屋が登場しますよね。今回はその逆をやろうと思ったんです。具体的には、実際の部屋をそのままに、光やアングルで部屋を演出して、実在の部屋を映画のセットのように撮影しました。
部屋に乗り込むとき、まず注目するのは『この部屋で本人が何をいちばん大切にしているか』ということです。パッと『これだ!』と思うものが見つかるんですけど、だいたい当たってたのではないかと思います。それをフィーチャーして撮ることを大切にしました」

その人の「宇宙感」がある部屋を撮りたい

安藤さんの作品が、ただその人の部屋を見るという以上の意味を持ち、作品として成立しているのは、安藤さんの作品作りの軸がはっきりしていて、遠慮もしないが、決して下品な方向に向かわず、ひとつの高みを目指していたからに他ならないと思う。

「インテリア雑誌のような写真ではなく、その人を含めてその人の“宇宙”を撮りたかった。東京では住んでいるところがその人のお城であり、宇宙ですよね。プロフェッショナルな仕事に就いている人ほど、部屋に宇宙感があるのではないかと思って、プロフェッショナルであること、女性、東京、を軸にして被写体を考えていきました。
私は今、高知に住んで、高知で自分の映画を先行上映したくて映画館を作っちゃったんですよ。すごく大変だしお金のこともあるけど、うん、お金のことはあとで考えよう! と思って。難しいことだけど、誰かがやらないと変わらない。私は何をやるにしても、そこにストーリーはあるか、ドラマはあるか、ということを考えます。『高知に映画館を作る』っていうのが、もうひとつのストーリーみたいでしょ?ストーリーのないところには人は集まらないと思うんです。人生ってビックリするようなドラマチックなことが起きたりするし、本当のことがまるで虚構みたいな偶然に支えられていたりもする。だから、生活をドラマとして捉えたり、虚構を実際の生活のように撮ったり……。写真を撮るにしても、映画を撮るにしても、私はそういう撮り方しかできないんです。
最初は、映画監督であることに誇りがあるからこそ、写真家と名乗るのには抵抗がありました。でも、すべての表現がノーボーダーになっている今、ボーダーを乗り越えていかないと本物の表現は生まれないし、残っていくものは作れない。それなら映画人としての自尊心を持ったまま、写真の表現をやればいいと考えたんです。今は、もっと写真も撮りたいなと思ってます」

その人そのものである部屋と、本人の写真でありながら、その背後に物語が見えるような写真。そして、被写体の魅力がしっかりと写っている写真。藤間蘭翔さんのお部屋にあんなかわいいぬいぐるみが置いてあるなんて! とても女らしい寺脇和恵さんの仕事場が、すさまじい本数の包丁に囲まれた、妥協なきプロ魂を感じさせる男っぽい部屋だなんて! と、その人の背後にある「部屋」から新たな魅力を感じることができる、「one - “1” woman living in Tokyo」は、そんな写真展になっていた。観終えたとき、「自分を理解してもらうために、人を家に入れる」。そんなアプローチもあるのではないか、という気持ちになれた。

写真展“one”の隣のスペースでは、「東京女子部屋」を開催いたします。開催時期を10月15日(水)からと22日(水)からの
前半・後半に分け、とある2人の女性の部屋をイメージして、さまざまな雑貨や小物を展示販売いたします。
なお、展示されている商品は実際にお買い求めいただけます。それぞれの価値観で彩られた空間で、
ありのままに暮らす2人の、自分らしく心地よい部屋を覗いてみてください。

PROFILE OF OUT MODEL

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